スキンケアの基本とも言える化粧水ですが「正しい使い方」はご存知ですか?
- たくさんつけた方が潤う
- 化粧水をつける時はパッティングが必須
- シートマスクを使った方がお肌に浸透する
などなど、化粧水に関して色々なことが言われていますよね。
でも、全て本当なのでしょうか?
この記事では、化粧水の正しい使い方や選び方、化粧水に関する疑問やお悩みなどを解決するお手伝いをします。
正しい使い方で美肌を手に入れてくださいね!
化粧水の役割
まずは、化粧水の役割をお伝えしていきます。
そもそも化粧水はなんのために使うのか、わからないまま使っている方も多いと思います。しっかりと理解し、正しい使い方をマスターしていきましょう。
化粧水はお肌の角質層に水分を補うことが基本的な役割になります。
皮膚構造の中でも、角質層は1番表面の薄い部分で、0.02mm程(ラップ位)の厚さです。
化粧品は角質層より奥には浸透しないので、大量に化粧水を付けても、パッティングしても、ぐんぐんお肌に浸透していくということはありません。
角質層より奥には成分が届かないので、毎日のスキンケアでは、角質層に必要な成分だけ与えてあげれば大丈夫です。
化粧水の正しい付け方
では、化粧水の正しい付け方をご紹介していきます。
その際注意するポイントもお伝えしていきますね。
とってもシンプルで簡単なので、是非実践してください。
化粧水を付けるタイミングは?朝と夜で違うの?
まずは化粧水を付けるタイミングですが、朝も夜も洗顔後すぐです。
なるべく早く、まんべんなく化粧水を付けてください。
夜は入浴中に洗顔する方が多いと思いますが、入浴後の肌は入浴前よりも乾燥状態になってしまうので、特に早くケアしてくださいね。

お風呂から出ると、肌の温度は高く湿度が急激に下がるため、肌が乾燥し始め入浴後20分程で入浴前よりも乾燥した状態になります。また、別の調査では入浴中に肌の水分量が上がっても、入浴後1分以降は肌の水分量が減ってくるという結果も出ていますので、早めに化粧水でケアする必要があります。
手とコットンどっちがいいの?
手とコットン、どちらにもメリットとデメリットがあります。
肌への刺激やコスパの点でも、手で付けることをおすすめしますが、メリットとデメリット両方チェックして自分に合った方法で付けてくださいね。
手で付ける
メリット
肌と肌が触れ合うので刺激がない
必要量だけ使うことができる
デメリット
手の雑菌がついてしまう可能性がある
コットンで付ける
メリット
衛生的で雑菌などがつきにくい
デメリット
摩擦によって肌に刺激になる
コットンが化粧水を吸収するのでコスパが悪い
基本的な付け方と適量は?
化粧水の適量はだいたい500円玉くらいの大きさです。
メーカーによって適量は異なりますので、確認してくださいね。
動画
- 化粧水を両手でなじませる
- 顔全体にまんべんなく塗り、手のひらで包み込むようにハンドプレス
- 目元などはデリケートなので指でポンポンとおさえる
基本的な付け方は以上になります。
意外と簡単ですよね?
スプレータイプの化粧水の使い方は?
スプレータイプの化粧水は、顔に吹き付けてから、優しくハンドプレスしてください。
スプレータイプは化粧直しの時に使えたりと便利ですが、すぐに蒸発し肌の水分を奪ってしまい、余計に乾燥することもあるので、しっかりと保湿するなど対策してください。
美肌になるための注意点は?
化粧水の使い方は本当に簡単です。でも、間違った使い方をしていると、毎日の積み重ねでお肌には大きなダメージとなってしまいます。特に気をつけたい点をお伝えしていきますね。
化粧水はたくさん付けても意味がない
化粧水はバシャバシャとたくさん付けた方がお肌が潤う!と言われていますよね。でもこれは間違い。付けすぎがダメな理由が3つあります。
- 防腐剤など、少量なら問題ない成分も、化粧水を付けすぎることでお肌に触れる量が増え、刺激となってしまう
- お肌の角質層までしか成分は浸透しないので、化粧水をたくさん付けても、角質層で余ってしまい蒸発するのでもったいない
- 角質細胞の主成分「ケラチン」は水分を含みすぎると弱まる性質があり、敏感肌や年齢肌の人はもともと弱いバリアがさらに弱まってしまう(長風呂すると皮膚がふやける原因もこれ)
パッティングはシミや黒ずみの原因になる
パッティングをすると肌の奥まで化粧水が浸透すると思っている方も多いと思いますが、こちらも間違いです。
パッティングをすることによって皮膚に刺激となり、皮膚は刺激から自らを守るためにメラニンを生成します。これがシミや黒ずみの原因となります。また、赤ら顔の原因にもなります。
シートマスクは美肌効果よりも刺激が勝る
シートマスクでじっくりと美肌成分を浸透させるというのも間違い。美容成分は少ししか含まれておらず、ほとんどが水です。それを長時間付けることによって、悪い成分による刺激が上回り、また水分の含みすぎで肌バリアが弱ってしまいます。
男性が使う際の注意点は?
化粧水に関しては、特に男性用女性用を気にせず選んで大丈夫です。
また使い方、使うタイミングも同じです。
ただ女性に比べると脂性肌の方が多いと思いますので、肌質に合ったものを選ぶようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?
毎日のお手入れで使う化粧水ですが、正しい使い方をしないと、逆に肌にダメージになってしまうんです。
- 適量は500円玉大
- お肌にまんべんなく付けハンドプレス
- パッティングはNG
- 手でもコットンでもOK→手がオススメ
- 大量に付けても意味なし
この5つの点に注意して、美肌を手に入れてくださいね。
コメント